神無月(かんなづき)

10月上旬 宮古島旅行記(その1〜その5)

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10月31日(木)
 仕事を終えいそいそと帰り支度をしていたら、2,3歳年下の後輩(女)がちょっと時間いいですか?
となんやら折り入って相談ありげ。
 こっちは約束があって急いでいたんだけど、無下に断る雰囲気でなかったので少し話を聞いてみることにした。
ふぅー。何のことはない、縁談話だった。(うんざり)
最近そういう縁談話から遠のいていたので、もう周囲はあきらめてたと思っていたので
思わず「その相手って、男?女?」って聞きそうになってしまった。(笑)
 自分の友人でほんとに美しくてほんとに性格のいい子なんだけど一度会ってもらえないかということ。
…なんだけど、というのは訳があった。
離婚歴があるという。
 どうせ結婚する気はないから、バツイチであろうがなんであろうが関係ないんだけど、
そういう訳ありな相手を持ってこられるほど、いわゆる適齢期をすぎた年齢になってしまったのかと
それがいささかショックといえばショック。
 
 美しくて、性格がよくて、料理とかも上手な、そんな理想的な彼女がどうして離婚することになったのかということは
もちろん話になかった。なんでも本人も再婚に関しては二の足を踏んでいるということ。
男女のことは、いや男同士でも女同士でも、いろいろな理由があるから、特にこれといった理由がなくったって別れることも
あるだろうけど、なんだか嫌な予感がする。
 というのは以前お見合いした相手で、結婚直前で婚約を破棄した女性に出会ったことがあった。
婚約破棄以来男性不信に陥ってしばらく結婚とかも考えられなかったといういうこと。
婚約破棄の理由は結婚相手の男性が同性愛者とわかったからだという。
「………」
あたくしその時ばかりは言葉を失いました。
この娘ったらなんて可愛そうな子なんでしょ。
やっと気を取り戻してお見合いしてみようと思った相手があたしだったなんて…。

 嫌な予感というのは、今回ももしかしてそんな理由があって別れたのでは?と思うこと。
帰りを急いでいたので、また今度話を聞きますと言ってしまったのが、
同僚にしてはこの縁談にあたしが前向きだと受け取られたみたい。
また断る理由を考えないと思うとうんざりなリリィの晩秋でした。