霜月(しもつき)

11月17日【日

 先日のこと。
夕飯のおかずで「豚の生姜焼き」を作った。
はりこんで特上の黒豚のロースを買ったのでさぞかしうまい生姜焼きができるだろうとちょっと楽しみだった。
焼いたときの肉のしなり具合がいつもの肉と違っていかにも柔らかくてうまそう。
いつもより手早くできて、さぁいただきます。(^O^)
「…」
あれ?肉は柔らかく、うまいはずが、何か味にパンチがない。
何か照り焼きっぽい味。(?_?)
がぁーーーん。
生姜焼きなのに生姜を入れ忘れてたじゃない!


11月11日【月

 今日はなんでも「ポッキーの日」ということらしい。 → www.glico.co.jp/info/kinenbi/pp/
わざわざ職場で教えてくれる子がいたんだけど、だからなんだというんでしょ。
たぶんTVのCMとかで宣伝やってるんでしょうね。
 どうせなら「ボッキーの日」とかだったらもう大喜び!なんだけど。
前をもっこり膨らませた若者達が「辛いよな、ボッキーの日って。そんなに四六時中勃たしておけねーよ」
とか話しながら町を歩いてるのよ。(幸)
 道行く人はもっこりしたのを見たら、「はい、ボッキー!」とかいいながら人差し指でプッシュしていかなきゃならないお祭り。
あたしみたいにちょっとやそっとでは勃つもんですか!という輩の場合は、ほら、ちゃんと勃たせて!という意味を込めて
「ほら、ボッキー」とか言われて揉まれていくの。(嬉&悲)
そう、この日は無礼講で触り放題!揉み放題!
年に一度の「ボッキーの日」。
世界三大奇祭ランクイン間違いなしね。
もしそんなのほんとにあったら、あたし年休だして朝から晩まで町を練り歩くわよ(笑)
 たぶんルビーちゃんも同じことするはずだから、もしかして町でばったり会うかも…
それじゃぁ、二人してもっこりもみ合うのかしら……?
うーん、ちょっとこのお祭り微妙かもです(笑)

11月3日【日】

 アメリカに住んでる友人夫婦が帰ってきたというので会うことになった。
てっきりキタで飲むと思っていたら鶴橋集合。
なんでも仕事つながりの韓国人の友人も一緒らしく、この一週間和食づけだったので
韓国料理が食べたくなったということらしい。
 鶴橋はコリアタウンもほど近く、駅周辺には焼き肉屋、韓国料理の店がいっぱい。
でも、集まったのは10時すぎ。もうそろそろしまいかける時間じゃないの。
駅を離れてコリアタウンのほうに夜遅くまで開いてる店を探しに行った。
リクエストは日本人向けじゃなくて本場の味のお店。
そんなものあるかしら?と思っていたら探せばあるもんね、
品書きが全てハングルで店の中も韓国人ばかりの店発見。
ちょっと常連さんばかりの店で、一見さんにはかなりディープだったわ(笑)
 店のおばさんにいろんな家庭料理っぽいのを出してもらったけど、
辛いものがそんなに得意じゃないあたしにはほとんど食べられないほど辛い!!
なのにソウルから来た韓国人のJ君はがぶがぶ汁を飲んでたわ。(驚)
あんなもの飲んだ日にゃ、明日の朝トイレで死ぬわね。 バックもせずにヒリマンよ。
 飲む酒はソジュ(焼酎)。眞露でした。
よくある眞露はウーロン茶かなんかで割らなきゃ到底飲めやしないけど
韓国仕様のこの店の眞露は香りも良くて、ストレートで飲んでもかなりイケました


 友人夫婦は昔つき合っていた彼(F)の友達だった二人。
みんな若かったし、アメ村辺りでかなり無茶な飲みかたしたわね。
 Fの姿が見えないのでどうしたのかと思えばなんでも体調を崩しているらしく遅れてくるらしい。
程良い時間に電話したら今にも消え入りそうな声が出た。心配。
駅まで迎えに行きました。
 昔から痩せてて、食事も取らずに酒ばかり飲んで、健康に悪そうなことばかりしていたけど
久しぶりに会った彼はさらに痩せて、まさに病人といった様子だった。
おとといくらいから風邪を引いたらしいんだけど、それなのにシャツ一枚のいかにも寒そうな格好はないでしょう。
いやがるのをわかっていながらも、ついつい母親みたいに「こんな格好で寒くないの?」
「ご飯食べてる?」「最近よく寝られる?」だのいろいろ聞いてしまった。
予想通り「ふん」とも「ふぅ」ともつかないふてくされた返事をしていたわ。
 あたしとつき合っているときはタバコも止めてたし、長くは続かなかったけどジムにも通っていたし、と思うと
今の変わり様が悲しくてねぇ…。
 ひとしきり騒いで、店を出て歩いた冷え込んだ夜道。
あたしはFと久しぶりに腕を組み、凍えた彼の手の甲をさすりながら無言で歩きました。
 
 お互い嫌になってで別れたんじゃなかったけど、つき合い続けるにはしんどかった。
今でも好きかと言われれば今でも好きと言えるかも。
愛してるかと言われれば、それにはちょっと重すぎる。
愛ってなんだろう?つき合うってなんだろう?
いろんな答を出しながら、年を重ねていくのだろう。
 
 駅で皆と別れることになった。
「またね」 「うん、また」とそれぞれにそれそれの思いを込めて別れた。
再会と別れ、喜びと淋しさ、甘いような酸っぱいような、なんだか複雑な思いを抱いて終電に乗った。