文月(ふみづき)

七月三十日【水】

この夏、イギリスとイタリアに行く計画だった。
予約も済ませ、チケットも手元に届いたにもかかわらずある事情で行けなくなった(涙)。
いつ何時すぐに帰ってこなくてはいけない状況だから。
代わりに国内にしようと思うがテンションはかーなりダウン。
旅行をやめにしたらなんだかんだ仕事の予定を入れられてしまって
まとまった休みが取れなくなってしまった。
まぁ、短くても心にぐっと残る旅ならそれはそれでいいんだけどね。
全国ライフセーバー巡りとか…
友達にこのことを言ったら、ライフセーバーなんかおるかっ!って。
おらんことはないと思うが、実際海に泳ぎに行って見たことがないから、
その数はごくわずかなのだろう。
それにライフセーバー=すべてイケてる、訳ではないだろうから、
あたしを幸せな気分にしてくれるライフセーバーの生息数はイリオモテヤマネコのそれより
はるかに少ないと思う。
ライフセーバーはあきらめるとして、今週末に、須磨海岸でビーチバレーの大会が行われるらしい。
写真で見る限りはハーフパンツみたいな水着でヤルみたい。
ああ情けない。男やったら競パンでやらんかい!競パンで!
と見にも行けないのに一人で情報雑誌見て怒っていた。

七月二十六日【土】

職場の若い♀が会う度に私に一緒に通いましょうと勧誘してくる。
今日も、チラシがきれてるからといって、わざわざそのコピーしたものを持ってきた。
入会金5000円、月謝7000円。
うーん、月に何度行ってもこの値段と言うが、そんなに行く暇はないしそんなに行きたくもない。
せいぜい月2回くらいなら行ってもいいかしらん?
と一瞬心が揺らいだりするが7000円はイタイ。
7000円出すくらいなら、フランス語も復活させたいし、茶道とかも魅力的。
それに、大体あたしに全然似つかわしくなさすぎ。
空手って。
あっ、プッと笑ったな!
案外胴衣着たら似合うかも知れないんだから。
前の職場で、何を勘違いしてか、あたしが古武道の達人って噂もあったんだから。(ホンマホンマ)
空手に限らず相手と接触するスポーツ、
武道系や格闘技系はもちろん、球技でもバスケットとかサッカーとかは嫌いだった。
バレーボールやテニスはコートが別々だからOK、水泳や体操などの個人競技もOK
(好きなスポーツに関しては他の理由もあるだろうけど…(笑))
まぁ、とにかく全く興味のなかった分野なのね。
しかし、あまりに自分から縁遠い系なので、全然違う世界も覗いてみても面白いかも?
と好奇心旺盛な気持ちが顔をのぞかしてきた。
先の♀に会う度にすすめられるのもあったしな。
そーやな、月2回で3500円なら行くなっ(笑)
師匠というか師範が男前ならば(この場合一重で切れ長のクールな感じ)即決。

七月二十五日【金】

今日は天神祭り。
友達と一緒に行こうといってたんだけど、人が多いので祭りに行かず飲みにだけ行きました。(笑)
開口一番、友人は昨夜というか今朝というか、北欧館(ハッテンサウナですぅ)で久しぶりにいいのにあたったと報告。
北陸の人らしくって今度遊びに行くんだって。
あたしも保護者として行くっていったら断られました。
ちぇっ、甘エビぐらい喰わせろよ!
ぷんぷん。
今日は酔っぱらってるからこれまで。

七月二十三日【水】

海の日に出勤した代休で、梅田界隈をぶらついた。
平日というのにほんとに人が多い。
多いと言えば、いつもは人が少な目の阪神百貨店も人が多かった。
特に阪神タイガースグッズ売場は凄い混みよう。
しかも広さが普段の10倍、いや、20倍くらいのスペースに拡張されているのにである。
まるで催し会場のお中元ギフトコーナーのようであるが、人は遙かにこっちの方が多い。
お会計窓口が10以上もあって行列をなしていた。
うーん、優勝が決まった折には町中がイタリアかどっかのトマト投げ祭りみたいになるに違いないわ。
これはえらいことになりそうね。
でも、最近暗いニュースが多いから、阪神が優勝でもして景気付けてもらいたいわね。

阪神を出て映画を見に行きました。
今回はただ券じゃなくてよ。ちゃんとお金払いました。(でもチケットは金券ショップ(笑))
見たのはマイ・ビッグ・ファット・ウェディング
内容的にも、水曜レディースデイということもあって館内は女女女。
野郎デイってのも作って欲しいわ。プンプン!(料金は860円ねっ)
この映画ってほとんど金かけずに作って、
公開から数カ月で全米ラブストーリー映画史上「タイタニック」に次ぐ2位だとか。
でもさぁ、いったい何が2位なんだかよく分からない訳よ。
いつだって映画の宣伝って○○○○全米1位とか、●●●史上どうたらとか、
永遠に右肩あがりの宣伝文句でしょ?意味不明なのよ。
またさぁ、それにその1位が何だとわかったとしても、だからどうなの?ってくらいなのよね。

映画の内容は、ギリシャ系アメリカ人のイケてない30女(主人公)がステキな王子様(非ギリシャ系)に出会って
見る見るあか抜けて美しく変身、いろんな試練を乗り越えて無事結婚っていうハッピーエンドなお話。
「日本の結婚率をあげて見せます」という宣伝文句だったけど、
あんな濃くてにぎやかでうるさい親戚と付き合っていかなければならないと思ったら
結婚率下がると思うんだけど…。
映画見てて、あの子だくさんの、にぎやかな一族郎党を見てたら思わず自分の親戚を思いだしてしまった。
うちの一族ってホント子沢山。あたしのいとこなんてみんな4人5人兄弟だし、しかもその子供も4人5人はざら。
ねずみ算ってこういう増え方をいうのよね。
多いだけじゃなくてみんな濃いしね。
あの騒がしい親戚筋から、どうしてあたしのように上品でエレガントな人間が生まれたのかホント不思議。
トンビが鷹生むってホントにあるのよね。
でも、トンビの子の鷹が次々鷹を生んだら、トンビ一族じゃなくなってしまうから
神様はあたしを子供を作りたくない体質?になさったのね。(涙)

七月二十一日【月】 (暗示)

朝から掃除。家の中が散らかったり汚れてたら気持ちまで荒んでくる。
掃除って結構運動量あるのよね。
終わったら汗びっしょりになるもの。
部屋は綺麗になるし有酸素運動出来るし(^-^)
今度から気乗りしないときはエアロビエアロビと唱えながらしたらヨロコビに変わるかも。
シャワーを浴びて、午後からどうせジム行くからと競パンはいたままうろちょろうろちょろ。
お昼の支度も競パン姿でとんとんとんっ。
家の中で素っ裸で過ごすというのは気持ちよさげだけど、
あたしはぶらぶらしてこころもとないので競パンってのがちょうどいい。(普通のパンツでも良さそうだが…)
素っ裸だとちょっと角で打ったり引っかけたりって痛そう、怖そう。
ちょいと昔ブームになったアホロートル(ウーパールーパー)見るたびに、
あぁ〜ちんぽぶらぶら状態だ、アブナイアブナイと思うのです。
この話読んだ人、今度からウーパールーパー見るたびにちんぽぶらぶら連想するからね、よろしくっ!!

七月二十日【日】

 おぼっちゃまと一緒にショッピング&スパワールド。
おぼっちゃまのおパンツを見に行くつもりが、見れば欲しくなるというもの。
つられて、おパンツ、ポロシャツ、ベルトとなんだかんだ買ってしまった。
行ったのは大阪南部の某百貨店。
おぼっちゃま曰く、「キタのデパートと全然雰囲気違いますねぇ」
何がそんなに違うかと言えば客の雰囲気だという。
彼によれば、下着売場のバーゲンワゴンのパッケージとか箱とか平気でバンバン開けてみているのが
キタでは見られない光景だという。
でも、カルバンクラインの下着なんて微妙に型が違って、
実際開けて見てみないとわからへんやん、と、このあたしもバンバン開けて広げて見てました。(笑)
大体下着は生地感とか形が命なんだから当然といえば当然。
そういえば、以前泊まった沖縄の民宿のおばちゃんが驚いてたなぁ〜。
物産展で大阪の百貨店に来たとき、大阪のおばちゃんは百貨店でも平気で値切ってくると。
え〜っと、以前百貨店で「職人の技展」というのがあったとき、
あたしも杉のまげわっぱのおひつ買うのに値切ったことあったっけ…。
でも、あれは二つ買うからと……。

買い物を終えたゲイな二人はスパワールドへ。
夏休みだし、1000円キャンペーン中だし、
さぞかしガキが多いとある程度予想はしていたが、
もう予想を上回る凄い人出。
上のプ−ルゾーンではファミリーの嵐。
温泉プールにつかりながら、少なく見積もっても50人のしょんべんは混じってるはず…。
と考えたら浸かる気がしなくなってしまった。
その後飲みに行ったらスパワールドの経営難の話になって。
いっそのことロイヤル(新世界のフケ専ハッテン場)がスパワールド買い取ったらええのにって。
うーーーーん、ステキかも。世界一大きいハッテン場になるのね。
是非ギネスに登録して下され。

七月十九日【土】

 連休だし、今日くらい久しぶりに飲みに行こうかしらんと思っていたが、
夕方睡魔におそわれてフローリングで熟睡。
昼に久しぶりにプールで頑張って泳いだせいね。
家の近くの市営プール。
同じ市営プールでもs田山野外プールと違って超健全で中高年ばかり。
おかげで気が散ることなく泳ぎに専念出来る。
一体若者達はどこで泳いでいるのだ?やっぱり都心のジムか?
途中十分の休憩があってプールからださされたとき、野外プールに目をやると、
これまた逆にガキばかり。
ところが中学生と思われる奴がやたらもっこりをゆっさゆっささせながら
プールサイドで走り回って遊んでいるいるのが目に付いた。
蛍光オレンジの四角い水着。
サイズがでかいせいか、外人がはくみたいにゆったりはいているので揺れる揺れる。
また、中学生のくせしてでかいでかい。
股間はゆうに大人並。
もしあれで20代のイケてる男だったらヤモリみたいに窓に張り付いてたと思う。
最近、BBSでオリジナル競パンの話題でにぎわっていたが、
薄さや小ささもさることながら、あまり股間部を締め付けないゆとりも考慮に入れるべきではないかと思う。
伸びる素材というか、「揺れる」素材(笑)
勃起してもきつい競パンだと十分に大きくなってくれないですからね。
要研究!もっこりがよくわかる、張り付く素材というか吸い付く素材。

七月十四日【月】

先日地下鉄の構内ですれ違った人を見て、
「これはあかんやろ!」と心の中でつっこみを入れたことがあった。
ジーンズを長くはいていると、尻とか膝小僧とか出っぱってるところが白くなることはよくある。
ある程度それは仕方のないことだが、その彼の場合それが股間のもっこり部分だった。
もちろん我々だって多少は色は薄くなることもあるが、彼の場合あまりにも白すぎた。
ゲイでなくとも思わず目がいくほど白かった。
世間のみなさんに「左寄りでーす」とプラカード掲げて歩いているようで恥ずかしかった。
無垢な幼子なら何も知らずに指さすだろうとも思われた。
エロいというより、恥ずかしいというより、もう悲しいというべきだった。
ゆったりめのジーンズをぎゅっと上に上げて黒い革のベルトで締め上げてるのがその悲しさを増幅させていた。
一体彼はいつまであのジーンズをはき続けるのだろうか?
もしかしてすり切れるまで?
彼には助言してやれる彼女はいないのだろうか?
うん、いても言えないか…。
それとも「わたしのわたしの彼は〜左よりぃ〜♪」とか脳天気に歌える奴か。
もっこりにも美学あり。つくづく考えさせられた。


七月十三日【日】

法事で親戚の家に行った。
帰るころには雨足が強く、荷物が多かったので
21歳になる親戚の子が車で送ってくれることになった。
日本人離れした顔立ちで、ちょっとやんちゃ入っててかわいい。
今は鍼灸の専門学校に通ってるらしい。
家の近くの鍼灸院でバイトをしているのが、この業界は見習い者には
勉強させてやってるってかんじで、ほんとに安くこき使われていることが多いという。
「安くでこき使われているんやろ?」と同情すると、
「うん、でも、飯とかよく連れていってもらえるから…」というではないか。
今時、飯食わせてもらって喜んでるって、カワユイ!カワユイ!
 その彼が着ていたのは白のタンクトップ。
アジアの男の子に多い華奢なタイプ。
話は若干それるが、タンクトップの似合う男って筋肉質ないいカラダの男ってイメージがあるけれど
あたしは、胸板の薄い華奢な若い子が着ているのもかわいくていいと思う。
出来れば色が白くてお肌ツルツルのやんちゃ入ってる子ならなお良い。
タンクトップはマッチョのものというイメージがあるが、
タイプでもない男のマッチョタンクトップは重いというか、くどいというか、
ちょっとしんどいものがある。
やはりビーチ以外の町中でのタンクトップはあたしにとって微妙な存在なのである。

七月十日【木】

アメリカンチェリーもそろそろ底値。
2キロ買い込んでジャムづくり。
ヨーグルトにもりもり入れて朝食やおやつに、
イチゴとかとちがってちょっと贅沢な気分。
以前スモモで作ったが手のかかった割に酸っぱくてイマイチ。
柿のときはなんだか白濁して泡まで出てきて大失敗。
市場で見かけないものはやはりすでに実験済みなのね。

いっときえらい流行ったミルクジャム。特にフォションのやつね。
高くて入手困難だった割に食べてみれば、
これってタダの色つき練乳やん、みたいな印象だった。
ジャムづくりは楽しいが、あたしはパンにはバターぐちゅぐちゅ党なので
じつのところあまりジャムは食べない。
ヨーグルトもおやつの時は食べるけど、朝食の時はミューズリーにヨーグルト派。
結局、せっせと瓶詰めして知り合いに配っている。
ハチミツの場合はハチミツ掛けフェラとかするけどジャムはやりにくいけんね。

七月八日【火】

今日、今年初めて蝉が鳴いた。
今週から急にムゥッとして夏らしくなったかなと思ったら初蝉です。
職場の近くには木が多いのでこれからやかましくなりそう…。

夜、道頓堀に映画を見に行った。
ヴィビット・エリス監督の「デッドコースター」という映画。

「ファイナル・デスティネーション」の続編らしいがこっちは知らない。
死ぬ運命にある者はどうあがいたって死から免れないという話で、
次から次へと意表をついた凄惨な死がやってくる。
こ、怖い!え、えぐい!
でも、人間って恐ろしいものですね。
冒頭の予知の中でのクラッシュシーンは迫力があったので、
中盤以降もっとえぐいのを期待。
ありふれた死に方(それでも結構えぐいんだけど)だと、ええっ?これくらい?って不満度up。
「人の死ぬとこ鑑賞会」みたいな、悪趣味といやぁ悪趣味の映画だけど、わりかし楽しめました。楽しみました。

七月七日【月】(七夕)

今日は七夕。
日本列島は梅雨空で一年に一度の逢瀬は雨や曇りで流れたよう。
でも、もともとこういう行事って陰暦やから
陽暦でするのがそもそも設定に無理あるやんと独りでつっこむ。
職場で短冊に願い事を書くとしたら?と聞かれたので
即答えたのが「ぼけずにぽっくり逝けますように…」
笑う者がいたり、あまりにも現実的で夢がないと怒る人いたり。
だって、ボケ老人と介護に関する本を読んだばかりだったんだもん。
それに知り合いのことで、最近老後について考えさせられることも多かったし。
うーん、今年の七夕は暗いなぁ〜
去年か一昨年には「ちんぽ千本!」とか景気のいい願い事書いたのに。
まぁ、それもどうかといわれればそうだけど。
「みんなが幸せになれますように」とかいう願い事とかが綺麗でいいんだけど、
あまのじゃくのあたしにはこれはきつい。
そういうのは心の中でおもっとけよ!って思ってしまう。
これってあたしの心が荒んでるからなのね。
もっとすなおにならなきゃ!あぁ、今のあたしの心って棘だらけ?。
いがぐりのようなハート?ちょっと違うなぁ…
ウニのようなハート?これも違う。
ドリアンのようなハート?そんなのやだやだ。
うーん、うーん…。
っていうか、そもそも、ええ年こいた人間に七夕の短冊書かせるなよ!(逆切れ)

七月六日【日】

 あたしが毎日チェックしているHPがある。
ゲイのページでもないし、マニアのページでもないごくごく普通のローカルなサイト。
それは「一日一魚」という尾鷲の漁業関係のHP。
どうやら三重県の紀北県民局というお役所がやっているみたいなんだけど、
実のところハッキリわかっていない。
何かの調べものからたどり着いたサイトなんだけど、なぜかこれにはまってしまいお気に入り入り。
もっこりも男の裸もないサイトをなぜに毎日見るのか。何を目的で見るのか。
見るのは毎日尾鷲の港にあがる魚。
流通する魚やら、捨てられる魚やら、いろんな魚を一日一魚紹介してくれる。
別に釣りをするわけでも魚が大好物というわけでもないけど
見たこともない魚にお目にかかるのが実に楽しい。
魚でなくとも一日一蝶でも、一日一草でもいいが魚ほど同じところでいろんな種類が採れるものはない。
「今日の男」「今日のペニス」とか、毎日日替わりで見せてくれるサイトもあるがそれにはあまり興味がない。(うそ。少しある)
魚は雑魚
(ざこ)でも楽しい、いや雑魚の方が楽しいけれど、雑男や雑珍は見ていて楽しくないもの。
(失礼。この世界のことだからあたしの反故は他人様の宝かも知れませぬが…)
魚以外にも毎日楽しめるサイトがあれば是非教えてくださいませ。

「一日一魚」直リン張っちゃいましたが、こんな健全なHPから直リン張られてるとは夢にも思わないでしょう。
ごめんなさい。(笑)